遊びで壁を乗り越えろ映画『ペルリンプスと秘密の森』感想文

あれなんだかこれは前にも観たことがあるような気がするぞなんだっけほらイメフォーでやってたブラジルのアートアニメのあぁそうだあれあれ『父を探して』、あの映画にセンスが似ているなと思ったら他でもないその監督アレ・アブレウの新作がこの『ペルリンプスと秘密の森』なのであった。これまたすばらしい作品。

敗戦日本のTHE HOLLOW MEN映画『ほかげ』感想文

こわれた人々のうつろな芝居、低予算を逆手に取った作劇、美術も照明もすばらしい。なにより、戦争が終わった後の未だ闇の中にある時間に焦点を当てる生真面目さというかウソのなさにグッとくる。イイ映画だと思います。

号泣へっぽこSF映画『宇宙探索編集部』感想文

すばらしいSFである以上にすばらしいダメ人間へのエールなので、人生ろくなことねぇなと思いつつ自分からは何か積極的にやろうとしないようなダメな人たちは必見。

真・総裁転生映画『二十歳に還りたい。』感想文

ちょっとハンカチを借りていいかな。なんですかこれは。感動作じゃないですか。幸福の科学の映画なのに…感動作じゃないですか!!! もちろん劇場では誰一人泣いてなどいなかったのだが…。

私情を挟み尽くす映画『あしたの少女』感想文

労働問題の題材からスタートして政治と私情を鋭く対比させながら生きることの罪と人間の実存にまで羽ばたくこの静謐なダイナミズム。構成も素晴らしいが人間観察眼も実にえぐく、いやいやこれは傑作だ。

世界はウンコに満ちている映画『愛しのクノール』感想文

イタズラっぽいユーモアあり風刺の効いた展開ありスラップスティックなアクションあり、そしてきゃわきゃわすぎる子ブタちゃんあり子供だいすきウンコ爆弾ありキッズのちょっとした成長もあり。最高!

今こそ観たい映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』感想文

挑発的な選曲で幕を開けるこの映画は言うならばボウイの映像ライブにして映像と音楽で観るボウイの思想書。観ろとしか言えない。

サイケ内宇宙冒険映画『自分革命映画闘争』感想文

サイケな映像・音楽が気持ちいい映画だが、一人の映像作家がコロナ禍で感じたもの、考えたものが込められた詩的なエッセイ映画とも取れ、そういう面から見ても面白いと思う。

映画は人生だ映画『エンパイア・オブ・ライト』感想文

脳の誤解と錯覚の生み出した儚い美しさに時に支えられて、時に突き動かされてしか生きていけない人間の愚かしさを、スクリーンを通して肯定する。そんな映画を映画館で目にしては、見事の一言しか言うべきことはやはりないのだ。