人間ビリーバー映画『虚空門 GATE』感想文(ネタバレなし)
予想の斜め上を行くこと甚だしい怪展開で斜め上を行ったと思ったらまた斜め上を行く、それからまたまた斜め上を行って更にそこからも斜め上を行く、気付いたらぐるっと一周して元の位置に戻ってきてしまった、みたいな映画でした。すごかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
予想の斜め上を行くこと甚だしい怪展開で斜め上を行ったと思ったらまた斜め上を行く、それからまたまた斜め上を行って更にそこからも斜め上を行く、気付いたらぐるっと一周して元の位置に戻ってきてしまった、みたいな映画でした。すごかったです。
劇伴は重いしお話はシリアスそのもの、ジョーカーが舞台の上でネタを披露する場面等々死ぬほど居たたまれない場面の連続だが、でもなんだかブラックジョークのようでところどころ痙攣した笑いさえ漏れてしまう。食えない映画。時代を読んだ映画だし、時代が生んだ映画。
いや本当に良い映画だった。アングラ界隈の『この世界の片隅に』ではないかと思う。人の作品を挙げて褒める失礼もわかってはいるが思ってしまったので。
完璧。文句なし。100点花丸金一封。俺がアクション映画に求めるものの99.9%はここにあった。今年観たアクション映画で超ダントツでいちばんおもしろかったですね。シナリオの適当さもダントツだけどね!
観た直後はしょうもないなぁと思ったが感想を書いてみるとなかなかイイ話で、ホラーを創作すること、あるはホラーを観たり読んだりすることの意義を力強く訴えかけるロジェのくせに感動作であった。
スティーヴ・カレルの醸し出す狂気とユーモア混じりの痛み(決して逆ではない)、素晴らしかったな。玩具屋のおばさんとか異様に凝った室内装飾も同様。人も物もディティールがとてもよい映画。
支離滅裂の一歩手前でなんとかマクロな話とミクロな話を曼荼羅的に接続して上手いオチ感を出すのはさすがに韓国映画だなぁと思ったがそれ以上に面白いものはなんでもぶっ込め的な節操の無さに韓国映画だなぁぁぁぁ!!!! であった。
いやぁ、実に辟易させられるドラマでしたね! 1話が90分ぐらいあって長いから毎晩1話ずつ観ていましたが、仕事が終わって家路につくとあぁこれからアレ観なきゃいけないのかぁ…みたいな!でも傑作!途中からネタバレあるよ!
徹底したリア充的表面志向が超気持ち良い感じの映画でした!まぶしい!あまりにまぶしい!
絶対に殺人鬼に向いていないジャックのへっぽこ殺人行脚は非道でありつつ大笑い。でもちょっとだけ感動させられるんだなこれが。