映画感想『Merry Christmas! ~ロンドンに奇跡を起こした男~』
奇想を衒うとか演技を競うとかそういうことをしない幸せ系クリスマス映画。ディケンズが『クリスマス・キャロル』を書く話。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
奇想を衒うとか演技を競うとかそういうことをしない幸せ系クリスマス映画。ディケンズが『クリスマス・キャロル』を書く話。
こんな映画は少なくともその構成においては嘘まみれに違いないが嘘まみれだから堪えられないっていうのはある。そういう嘘賛歌映画。
めちゃくちゃ怖いけど怖くない。恐ろしいものを恐ろしくなくするための約10時間。超良い家ものホラーだった。
感嘆符とかたくさんつけて勢いだけで書き飛ばしたら新潮社にも飛び火した感想。
ミスター・スポック(スタートレック)に自己を投影するスタトレマニアのウェンディのように俺もウェンディに自己を投影して涙腺の連鎖爆発を起こしてしまったわけですがそれにしてもスポック役のレナード・ニモイが亡くなった翌2016年の公開っていうの沁みるな。糞良い映画でした。
こういうのを癒やし系映画というんじゃないか的な。なお原作未読。
映画史的なとか映画技法的な評価尺度で見たらどうか知りませんが個人的な映画体験としては『ミツバチのささやき』の横に並んだのでやばかった。
こころの壊れたホアキン・フェニックスが光を求めてさまよう。感想もさまよう。
ネタバレも無遠慮にありますしあと僕は無宗教なのであんま熱心な信者の人は読まない方がいいような気がします…。
ピクサーの映画ではぐれ者が出てくると100パー面白いの法則があるのではぐれ骸骨ばっか出てくるこれも超おもしろかったです。