ロシア思弁SF映画『アンチグラビティ』感想文
せっかくのゲーム的設定があまり活かされないのはもったいないなぁと思うがまぁ、ロシアな異世界を味わう映画ということで。わりと面白かったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
せっかくのゲーム的設定があまり活かされないのはもったいないなぁと思うがまぁ、ロシアな異世界を味わう映画ということで。わりと面白かったです。
透明人間が強すぎてプレデターみたいになっていたが面白かったです。ジリジリ追い詰められる怖さがあって捻りの効いたアクションもあってどんでんどんでんどんでん返しもあって。
超定型的なハリウッド・ファミリー映画だからこそ光る細部の原作オマージュや小ネタの数々。なんだかとてもセガらしい万人向けのいぶし銀ゲーム映画だった。
いやー、出るなー、悪口。やっぱりダメな映画は人の創造性を刺激する。イイ映画の感想とかぶっちゃけ面白かったぐらいしかないですからね。ありがとうダメ映画。君のおかげでぼくたちは少しだけ自分の可能性に気付くことができる。
SFがどうとか、近未来がどうとか、エイリアンがどうとか、そんなものは客寄せの装飾のようなもので、その下にある「ロシア」の凄まじさにヤラれてしまう大虐殺SF。
エイリアンと思わせて! 70年代サスペンス! そしてエイリアンの侵略と見せかけて! シュールな現代アメリカ批判! この意外性に乗れるか乗れないか。乗れたらかなり面白い映画だとおもいます。
2020年上半期オモシロSF映画ランキングを作るなら間違いなく『アップグレード』の対抗馬。俺は『アップグレード』より面白いと思いましたよ、数多ある『ロボコップ』フォロワー映画の中でも屈指の傑作と言いたいぐらいに。
1エピソード概ね30分の短尺、内容的にもシンプルかつめちゃくちゃ直球なので頭を使わなくてたいへん気楽、スナック感覚で消費できる良SFドラマ。
も~うアシッド。最初から最後まで全トリップ。バッド多め。虫は出るわ内蔵は出るわ肉体は変容するわでもうね、とにかく、超ニューエイジな西海岸アニメでした。
ひたすら厳しかった。タチコマはかわいかった。