狼煙ユニバース映画『全員切腹』感想文

26分のヤマもオチもないような映画で1000円とかボッタクリかこの野郎とこれだけ観るとついつい思ってしまいそうになるが、他の作品と併せて観ると俄然面白くなってくるので…という感想。

西部生活はたいへん映画『すべてが変わった日』感想文

西部劇の本質にぐっと迫った結果なんかノワールで不穏である種のおとぎ話みたいになった原液系西部劇の秀作。なっち字幕も冴えてるぞ!

父の虚飾を剥げ映画『ライトハウス』感想文(途中からネタバレあり)

よくわかんなかったから二回目観たらなんか怖いっていうかウィレム・デフォーにちょっと泣けたよ。こういう人おるなーって。むかしバイト先の先輩と喧嘩になって「俺は会社辞めてここでバイトやってんだぞ!」ってマウント目的で言われたことを思い出しました。

釈ショック映画『ロックダウン・ホテル/死・霊・感・染』感想文

『ミートマーケット』の三作目と同じぐらいダメな感染パニック映画だが『シャイニング』風のサスペンスはちゃんと怖くて面白いし、あと釈由美子の表現力の高さが遺憾なく発揮されているので観てあげてください観ろ。

沈黙しない映画感想文『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(悪口と多少のネタバレあり)

だいたい俺はこの前作からしてそれお前んとこのご都合ですよね!? みたいなシーンの連続が嫌だったのでその成分が今作では更にスーパーパワーアップしていたとあっては冷静に見られるはずがない。

家庭崩壊映画二本立て感想『クローブヒッチ・キラー』『インヘリタンス』

二本続けて観たら随所でもやもやと繋がって面白かったクローブヒッチ・キラー』と『インヘリタンス』の二本立て感想文。単品でも面白いがどうせ観るなら二本立て推奨。

思ったより技巧派映画『野良人間』感想文

拾った野生児のファウンドフッテージとかいう作品の根幹を成すアイディアの下らなさとはずいぶん不釣り合いな社会派っぷり。なかなか食えない映画であった。

【ネッフリ】『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』感想文

Netflixドキュメンタリーは社会問題に鋭利なメスを入れるものが多くてどれも見応えがあるが、そんな中でとくに面白くないのがこの『オクトパスの神秘』だったので、こんなものが評価される世の中とは…と俺もなんか俗世間が嫌になって海に潜りたくなっちゃったね。

住めば都とか嘘つけよ映画『ドリームランド』感想文

開拓のノスタルジーと夢の残骸を拾い集めて「近い将来からのたより」よろしく末端開拓民の痛みや衰退を詩的に表現した映画という感じかもしれない。