【ネッフリ】『ラブ&モンスターズ』感想文
一発で人間どもをぶっ殺せる性能を持った巨大変異昆虫が跋扈する『ミスト』的終末世界で本当に怖いのは人間だね…的なことをやられても説得力がないしなんかムカついた。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
一発で人間どもをぶっ殺せる性能を持った巨大変異昆虫が跋扈する『ミスト』的終末世界で本当に怖いのは人間だね…的なことをやられても説得力がないしなんかムカついた。
思ったより笑える。思ったより切ない。思ったより残虐度低め。激しい残酷描写が一部ないわけではないので人によってひえ~かもしれませんが切ないひえ~なので不快感とかはないんじゃないかな。
日本の映画館でブラックスプロイテーション映画の文脈を踏まえてない観客と一緒に観たら笑い声が起きなくて結構キツイ感じなると思うので配信でよかったなと思った。俺も踏まえてないのでそんな笑わなかったし。
誰にでもとは言わずとも『ロッキー』刺さるじゃないですか、ロッキーほどのファイティングスピリットもタフネスもない我々凡人にも。この『野球少女』もそんな感じだと思いますよ。『ロッキー』も元気になるがこれもとても元気になる。
安喫茶店での三十路女ベシャリの中で「女の老後はアソコの脱毛から始まる!」の名言が飛び出す映画がつまらないわけがない。
いわゆるひとつの『バグダッド・カフェ』もの。フィンランド旅行に激行きたくなって高級薬膳中華を激食いたくなる中高年向け雑誌の旅行特集みたいなミカ・カウリスマキ監督作。
あまりにも安いがあまりにも誠実なバラエティ人情喜劇っぷりにちょっとだけジーンとさせられる。
なんか説教臭くてあんま面白くなかった。またかぁみたいなリベラル映画人の反省映画。
生前葬のような映画だな。軽妙洒脱なブルース・ダーン生前葬。そう見れば良い映画だったと思う。
よくわからんので素直に面白いとは言い難いが、なんか、ハートに残る映画ではありました。エンディングの謎曲も含めて。