物体Xになるのも悪くないじゃん映画『ヴェノム』を見た
超平和な映画だったので続編はヴェノムが温泉行ってエディが温泉リポートする傍らシンビオートが地元の悪いやつ片っ端から食ってくやつとかでお願いします。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
超平和な映画だったので続編はヴェノムが温泉行ってエディが温泉リポートする傍らシンビオートが地元の悪いやつ片っ端から食ってくやつとかでお願いします。
連続ドラマなら1シーズン余裕な情報量をPC(とスマホ)ディスプレイ固定の制約を設けることでたった102分に詰め込んだ特濃デジタルミステリー。
曲はもちろん良いし、ぶさいくで弱点ばかりのキャラ造形もいいし、ストーリーも台詞もドタバタも悪人のいない世界観も…いや本当これ全部いいんですよ全部。
失ってはじめて気付く樹木希林という存在の大きさ。いつか土屋太鳳が女子高生役をやらなくなった時もきっとそんな風に感じるのだろう。土屋太鳳は出てませんが。
人情ドラマと成敗アクションが一切混ざることなく同居する、一粒で二度おいしいテレビ時代劇とか刑事ドラマの二時間スペシャル版みたいな映画。
今風のティーン映画にありがちなギャグとか演出とか超展開とか全然ない生真面目な難病純愛映画でおどろく。
あんま人に見せる気がないと言いつつきっちり広告を挟んでいるが基本的に人に見せるために書いてないし人が読んでも面白くない俺のための感想。
プレデターが繋ぐボンクラたちの絆。これ書いてて楽しかっただろうな脚本のフレッド・デッカーとシェーン・ブラック。
ミスター・スポック(スタートレック)に自己を投影するスタトレマニアのウェンディのように俺もウェンディに自己を投影して涙腺の連鎖爆発を起こしてしまったわけですがそれにしてもスポック役のレナード・ニモイが亡くなった翌2016年の公開っていうの沁みるな。糞良い映画でした。
親密ムードありありの豊田利晃作品とは思えぬ幸せ映画。