【ネッフリ】『もう終わりにしよう。』のびのび感想文
ゲームクリエイター須田剛一の代表的な作品に『Killer7』というのがありますが、チャーリー・カウフマンのNetflix映画『もう終わりにしよう。』、変態と人殺しが出てこない『Killer7』でした。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ゲームクリエイター須田剛一の代表的な作品に『Killer7』というのがありますが、チャーリー・カウフマンのNetflix映画『もう終わりにしよう。』、変態と人殺しが出てこない『Killer7』でした。
数多ある『エイリアン2』エピゴーネンの中でも最高クラスの完成度と言ってもいいんじゃないかとすら思うが、個人的に楽しめたかというとそれは別。
絶望局面でも無表情で軽口を叩き合うメルギブ&ヴィンス・ヴォーンの枯れバディっぷりが少しだけ『破壊!』のエリオット・グールドとロバート・ブレイクを思わせたりする社会派ノワール。
人生は辛い。険しい。でもその中にほんの一滴ほんの一粒でも生きていてよかったなと思えることがあるかもしれない。映画『じゃじゃ丸くん』、人生そのものでした。
いやもうビックリですよ。ガキ向け映画のはずなのにそこらの大人向け恋愛映画なんかより全然大人の恋愛をしていたし、恋愛の本質に迫ろうとしていたので。素晴らしい映画だと思います。
思えば平成純愛映画とは出会いの映画である以上に別れについての映画であったし、どのように幸福に別れるかを探す映画であった。見事な平成純愛映画のレクイエム。
閉塞ムードむんむんの末期ソ連とどんより自粛ムードの2020年8月ジャパンがなんとなく重なってしまうやるせな系音楽映画の傑作。
ポスターにどこどこのドキュメンタリー映画賞を受賞と書いてあったのでそういう映画のつもりで観に行ったらリアルが行方不明の神話っぷりに悶絶。なんだかすごいぞ。
すげぇイイ映画でした。こういうの弱いんだよ、UKミュージシャン(志望含む)の屈折と反骨と周囲の人間のささやかな共感みたいな。
超おもしろい。顔撮ってるだけなのにサスペンスありコメディありエロスありヒューマンドラマありの一瞬たりとも目の離せない空前絶後の顔エンタメだ。