ヤズディ映画『バハールの涙』感想文
いかにも社会派然とした映画なんだろうなぁというのが予告編を観ての印象だったからリアル系戦争アクションな作りが意外だったりした。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
いかにも社会派然とした映画なんだろうなぁというのが予告編を観ての印象だったからリアル系戦争アクションな作りが意外だったりした。
すげぇ面白い社会主義的ノワールだったんですがネタバレ厳禁系映画のためあまり詳しいことは言えない。
興味はあるけどまだ映画を見ていない人がもしこのページを開こうとしているのならそのままスルーして、公式サイトなんかもチェックせずに観に行った方がたぶん映画を楽しめる系映画。
主人公ビリー・ムーアの主観として物語が進んでいく映画なのでリアル前科者キャスト&リアル刑務所ロケの効果たるや半端なく胃袋を握りつぶされるような臨場感。すごいぞ!
ダークな展開でどぎつい場面も多かったが最終的には爽やか映画。おもしろかった。
こんな映画は少なくともその構成においては嘘まみれに違いないが嘘まみれだから堪えられないっていうのはある。そういう嘘賛歌映画。
絶望的カオス状況にわかるわかると頷きながら誰一人感情移入できないノワール感がよかった。誘拐されるガキまで憎たらしくて可哀想になったりしないからガチ。
緊迫と痛切の悲劇的アクションと思わせて煽動屋の一挙手一投足に右往左往の民主主義世界への挑発的メッセージ、という感じの映画。
感嘆符とかたくさんつけて勢いだけで書き飛ばしたら新潮社にも飛び火した感想。
『ヴェノム』が来る前に今年最悪の映画が来てしまったという感じで感想も最悪に壊れてしまっている。原作未読。