特集上映全部観た感想文「ケリー・ライカートの映画たち 漂流のアメリカ」
寝てはいるが全部観たので感想書く。『ミークス・カットオフ』『オールド・ジョイ』『リバー・オブ・グラス』『ウェンディ&ルーシー』の四本です。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
寝てはいるが全部観たので感想書く。『ミークス・カットオフ』『オールド・ジョイ』『リバー・オブ・グラス』『ウェンディ&ルーシー』の四本です。
サイコでしかもゴアマンと来たらどう考えてもグチャドロ地獄絵図が繰り広げられる愉快な映画だろうとしか想像できないわけですが観てびっくりPG-12指定の名に恥じない家族みんなで楽しめる朗らか特撮ファミリーコメディ。
なんか怖かったよ。これは良くないわー精神衛生上よくないわー精神状態によってはー。コズミックホラー感すらあったわー。
自首したいのにさせてもらえない設定がユニークな安定の「ファイナル・」系邦題アクション。
いやぁまさかね、こんなちゃんとした映画だとは思いませんでしたよ『100日間生きたワニ』。ちゃんとした映画なのにネットのバカのオモチャにされて腹が立ったのでアンチ完全論破文付き感想です。
楽しいか楽しくないかで言えば楽しい映画では基本的にないんですけど映画とはなんぞや映画監督とはなんぞみたいなことを問いかけるなかなか面白いドキュメンタリー映画。
面白いが健常者社会の意識すらされない構造的障害者差別が物語の下地にあれば家を出る/出さないを巡る母娘の戦いももう少し切実で緊張感のあるものになった気がする。
このあいだ見た別の映画の感想でぶっちゃけ娯楽映画の面白さとか基本予算の多寡だよとか暴言を吐いてしまいましたが『カンナチ』みたいな映画を観るとそうは言っても例外はありえるのだともしかしたらかなり間違ってるかもしれない方向への勇気をもらえます。
みんな勝手に期待値上げてるから微妙な評価になってるっぽいですけど老人気分で気楽に観れば楽しい映画なんだってば! いいの映画は! これぐらいの面白さで!
歌とかはどうせ専門的なことはわかんないしゴスペルも普段聞かないのですごい歌声だなぁぐらいしか感想ないですけどパフォーマーとオーディエンスの理想的にも思える関係性が面白かったし感動的だった。