ハイコンテクスト解釈違い映画『違国日記』感想文
最近はこういう日常あるあるものが邦画界でプチブームの様相を呈しているが、こんな不健全なブームはさっさと終わって殺人鬼が300人殺すみたいなローコンテクスト映画がたくさん作られる世の中になってほしいとおもいます。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
最近はこういう日常あるあるものが邦画界でプチブームの様相を呈しているが、こんな不健全なブームはさっさと終わって殺人鬼が300人殺すみたいなローコンテクスト映画がたくさん作られる世の中になってほしいとおもいます。
ホラー風味のヒューマンドラマとして観ればウェルメイドな出来で楽しめなくもないがホラー映画としてはまぁいつものブラムハウス映画ですねみたいな感じ。
良いところがまるで無いような映画なのだが、妙に肩の力が抜けて楽しそうに撮ってる感じなのでなんとなく憎めない。
勧善懲悪で殺陣とかそれなりにあってあと笑いと人情があってという感じで2時間楽しく観ることができたが楽しくてよかったな以上の感想はとくに時代劇に馴染みのない俺にはなかなか捻出しにくい映画であった。
こんな映画が一回だけとはいえ映画館で上映されたのだからその話題の冷めぬうちにさっさと配信が始まるのだろうと思ったがDVDリリース(とたぶん配信も)は7月3日。アメリカ独立記念日の前日というのは映画の内容に合わせたのだろうか…?
つまんないけど面白かった、面白かったがつまんなかった、総じて別に大した映画じゃないと思ったが、ヨーロッパの映画賞では評価されるだろうなという感じの映画だった。
どうなのと思う点は多々あるが対象年齢6さいの映画と思われるので6さい向けならこんなもんだろって言われたらそれはそう。
こんなフルムーン・ピクチャーズの映画みたいなのがシネコンで公開されるなんて!これはちょっと感動してしまったよ!
なんというエモさだ!『コマンドー』は開始1分で血圧が上がるが『異人たち』は開始1分でエモくなるということで、これはもしかするとエモ業界の『コマンドー』なのかもしれない…!
テレビドラマみたいな尼崎ご当地映画だが韓国ノワールに出てくる連続殺人鬼みたいな出で立ちで尼崎の街をぶらつくニート江口のりこの無頼感は最高。