社会派スケボー映画『行き止まりの世界に生まれて』感想文
感傷的な社会派スケボー映画。とにかく問題だらけだけれども問題とちゃんと向き合えば解決できると信じるアメリカ的楽観主義に対して日本はどうだろうか、と、間接的に自分たちのことも考えさせられてしまう感じの映画でもあった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
感傷的な社会派スケボー映画。とにかく問題だらけだけれども問題とちゃんと向き合えば解決できると信じるアメリカ的楽観主義に対して日本はどうだろうか、と、間接的に自分たちのことも考えさせられてしまう感じの映画でもあった。
なまじプロパガンダ・ドキュメンタリーとして完成されてしまっているものだから隆法の拘りで無理矢理挿入されるいつもの感じの歌になんだか胸をなで下ろしてしまった。
こういう物語を気の利いた小品として演出するのも芝居の力で小品の枠を変形させてしまうのもあんまり観たことがないのでなんか地味にすごい映画だと思った。
こんなのコントにもならないがどうせやるんなら吉本芸人とか出してちゃんとバカみたいにやるべきなのだ。バカみたいなお話はバカみたいに撮るべきであって糞真面目ぶるべきではないのである。
暇を見つければ仕事中だろうがデート中だろうがツイッターを開くお前! ラーメンでもスイーツでもなんでもかんでも食う前にスマホで撮ってフィルターかけてインスタ投下するお前! みんなジェクシーのスパルタ指導を受けるべし!
いやもうビックリですよ。ガキ向け映画のはずなのにそこらの大人向け恋愛映画なんかより全然大人の恋愛をしていたし、恋愛の本質に迫ろうとしていたので。素晴らしい映画だと思います。
おい、「えっ?」でつまらない世の中を乗り切ろうとしているお前ら!ええかげんにせえ!これからはダイアローグ中の「えっ?」は禁止!「はぁ?」だ!「はぁ?」で行け!
イイ映画だと思いますが俺とは決定的に住む世界が違い過ぎた。そういう映画も世の中にはあるから仕方が無いね卍LINE!
出てくるネオナチ組織が最強に中二を拗らせた人たちだったので中二は拗らせる前の治療が大事。
色々複雑なのだが反目よりも歩み寄りを、喧嘩よりも話し合いを、恨みよりも赦しとそして他者や他国の尊重を、というわけで「今」観てよかったシリーズ最終章ではあった。