デジャヴュ映画『パーム・スプリングス』感想文
誰が観ても面白い映画にはなってると思うのであれ面白い? って人に聞かれたら面白いよーおすすめだよーとは言うと思うが、逆に言えば誰が観ても面白い程度の映画でしかなかった気がする。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
誰が観ても面白い映画にはなってると思うのであれ面白い? って人に聞かれたら面白いよーおすすめだよーとは言うと思うが、逆に言えば誰が観ても面白い程度の映画でしかなかった気がする。
クルド女性防衛隊の硬派な実録戦争ドラマを期待すると面食らうことは間違いないが、フェミニズムの視点から実録戦争ドラマのフォーマットを脱構築した一筋縄ではいかない社会派アクションドラマとして見れば大変興味深く見れる。
深夜のダイナー、蛾の舞うトイレ、真冬の荒れ野で座り小便。どこが美しいんだという気もするが美しいんだよそれが。自由の美しさっつーものがそこにはあるんです。
誰にでもとは言わずとも『ロッキー』刺さるじゃないですか、ロッキーほどのファイティングスピリットもタフネスもない我々凡人にも。この『野球少女』もそんな感じだと思いますよ。『ロッキー』も元気になるがこれもとても元気になる。
バカそうに見えて存外毒の強い映画だ。この映画を観てコミックな人死にをスクリーン越しに楽しんでる君たちだって映画の中の人殺しゲームの観客と大して変わりゃしないんだよって、この作り手は皮肉ってるんだよ。
安喫茶店での三十路女ベシャリの中で「女の老後はアソコの脱毛から始まる!」の名言が飛び出す映画がつまらないわけがない。
ぶっちゃけあんまりおもしろい映画ではなかったがそうは言ってもやっぱり感慨深いものがある『ザ・ウーマン』シリーズ(たぶん)最終章。
すごい邦題である。『イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社』。すごい惹句である。「観ると、消される」。すごいタイトル画面である。「字幕監修:橋爪大三郎」。いやこのタイトルと題材で!?
ゲテモノ趣味と思いきやイギリス趣味のひねくれ映画。ヘイリー・ベネットの少女のまま外見だけ大人になってしまったような演技も良いしチラ見えする谷間も最高。
基本的にシックスパックのスタントウーマンがずらずら出てきてそのトレーニング風景とかスタントなんかが映し出されるリアルワンダーウーマン映画。パラダイスでした。