く…く…狂ってる!本当はマジで怖ぇ『プリデスティネーション』!(2/2)
『プリデスティネーション』を観たら妄想と妄言が込み上げてきたので、自然の摂理に逆らわずにゲロします。感想文じゃなくてゲロです。ゲロゲーロ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
『プリデスティネーション』を観たら妄想と妄言が込み上げてきたので、自然の摂理に逆らわずにゲロします。感想文じゃなくてゲロです。ゲロゲーロ。
ポコポコと軽快に人が死んでいくさまが愉快な映画だったがその根底にある失意は結構深い。名誉とか誇りとか惚れた女とか金で手に入らないものを片手で追い求めながらもう片手で結局は金を掴んでしまうガッカリ人間たちの挽歌だ。笑えるけど後味、ほろ苦い。
海の『AKIRA』みたいな映画だと思ったんですが海のアキラって声に出すとすごく普通に人の名前。だからなんだと言われてもなにもないです。
今一番映画館で観たいネッフリ独占配信映画。いやこれは良いものを観た。知的興奮に満ち満ちていて超面白いと思う。タイトルからは少しも面白さが伝わってこないが!
観終わった後に反芻すればタバコ演出の糞ダサささえエモーショナル。無国籍感という一種の映画的逃げは、それぐらいしかできない傷ついた登場人物たちの逃避願望としてどうしようもない哀感を帯びる。おもしろかった。
ガメラ派っていうかゴジラをほぼ観たことがないので平成ガメラで描き切れなかったことがここに…! みたいな感じで盛り上がった。すばらしき怪獣黙示録。
アクション、アドベンチャー、ミステリー、ヒューマンドラマ、地獄のクリーチャー軍団、男同士の甘い悲恋、先読みしにくい展開、壮大かつ色とりどりのCG地獄、そして地獄判事にオ・ダルス。うん、見事にみんなが好きな要素しか入ってませんね。そりゃ面白いわ。
漫画映画を妥協することなくやりきって119分あっという間。先読みがイージーモードなシナリオの捻りのなさも演出と演技の勢いでごまかしてしまうのだから結構すごい。そして女優が全員可愛い。
みんなのびのびエキセントリック、あけすけなセックストークを除けば雰囲気的には英努なんかのキラキラ女子高生映画に近いところがあるお気楽青春コメディで、お話的にはなんだそりゃの連続だったがまぁ笑えたからいいんじゃないかとそんな映画。
右から左から韓国から米国から日本から大小様々な組織や論客が大集結、最初から最後までクライマックスなアクション(活動)の連続という意味でさながら言論版の『マッドマックス 怒りのデスロード』であった。