デブゴンへの道映画『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』感想文
なんだか香港映画の満漢全席のような映画だ。サイコーでしたね。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
なんだか香港映画の満漢全席のような映画だ。サイコーでしたね。
DC映画らしくなんだかとても歪な映画。でも風刺SFとして最高。
娯楽映画としての設計と作家の詩情が高度に融合した一人アニメ映画にして観るテレビゲーム。
素直と見せかけて相当捻くれたフィンチャーのアメリカ政治批評&ハリウッド映画賛歌。と思うよ俺は…。
俺は映画でも音楽でも小説でも傑作っていう形容はあまりしたくないんですけど、実際傑作なんだからそうとしか言えないんですよ、こういう映画は。
なんか、大統領選に絡めて色々考えさせられた。単純にアメリカ田舎の風景と人々の姿がこれぞアメリカ原風景という感じで素晴らしい映画でもあるので、まぁワイズマンの映画は全作必見なわけですが、これも必見。
かなり最高寄りの渋谷映画。できれば渋谷で観てそのまま百軒店・円山町と巡ってもらいたい。
A24映画といっても俺が想像していた『フェアウェル』みたいな家族ドラマ路線じゃなくて『アンダー・ザ・シルバーレイク』みたいな変映画。そこまで変ではさすがにないが充分変。でも最終的にほんのり感動作。
ノイズが好きな人には『鉱』同様のノイズゆりかご、気持ちよくてたいへんよく眠れてしまいました。
立てますなぁ。主演の長谷摩美さんはもとより全てのキャラクター・俳優を立てる、見せ場を与える。実物は予算450万円+の悪ふざけでしかないのに感想書いているうちにどんどん良い映画に思えてきてしまった。