ジェネリックノーラン映画『ドミノ』(2023)感想文
実に風呂上がりにビール片手に観てみたい、楽しく良く出来たB級SFアクションミステリーの良作だ。ところで邦題になってるドミノは劇中にもちゃんと出てくるが深い意味は全然なかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
実に風呂上がりにビール片手に観てみたい、楽しく良く出来たB級SFアクションミステリーの良作だ。ところで邦題になってるドミノは劇中にもちゃんと出てくるが深い意味は全然なかったです。
こんな筋書きの映画はビデオ屋のアクションコーナーにビデオスルーで入ってくるB級アクションで何度観たかわからないのでとくに感想もないです。
予告編にハリウッドを練り歩くクロムスカルの映像があったのでへー今度はハリウッドの繁華街で、と思いきやこれはエピローグに過ぎず、次回作ではクロムスカルがついにハリウッドへという匂わせのためのオマケ映像であった。ちくしょう騙された。
サクッと楽しい気分になれる映画が観たいってときにこういうのはイイ。勧善懲悪だしギャグは笑えるし口裂け女はかっこいいし、わちゃわちゃしててなんだかしあわせ。
ネット発の怪談なんか面白いわけないという偏見が正しかったことが証明された映画だった。
よくあるスラッシャー映画ですけど久々に大きな劇場でほとんど満員の客席に座ってこういうよくあるスラッシャー映画が観れて楽しかった。
楽しめないことはないがやはり不満の方が大きい映画であった。空気感は良いのになぁ。ま次の島に期待ってことですかね。
出てくるゴア描写はどれも劇場公開用映画としてはおそらく過去最高クラスのハードゴア、そのノリのまま突っ走ってくれないのでこんなにゴアいのに普通に寝てしまったが、一見の価値があることは間違いない。
こういう映画、良いですよね。そりゃ面白くはないよ。面白くはないけどこうも本気だと、そして本気で滑っていると、心を打たれる。このような映画こそ俺は広く観られてほしいと本気で思う。
ホラーは単純に怖いだけでも別にいい。それは決して薄っぺらい体験ということではなく、そこから見えてくるものだってあるんである。顔面破壊がすごい、とか。